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夫婦で起業するメリット・デメリットとおすすめの仕事

  1. 公開日:2022年03月23日
  2. 最終更新日:2022年08月22日

独立開業の基礎知識

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起業される方の中には、1人で起業されたり、夫婦や親子で起業されたり、人を雇って起業されたりと色々なケースがあります。
今回は、夫婦で起業されるケースに焦点を当て、メリットやデメリットを解説し、おすすめの仕事も紹介します。

夫婦起業にするか1人でするか悩んだり、夫婦起業がしたくて相手を説得する方法を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。

夫婦で起業する5つのメリット

まずは夫婦で起業するメリットを紹介します。

メリット①家族と過ごす時間が増える

夫婦で起業するとプライベートも仕事も共有することになるので、1日のほとんどを家族で過ごせます。
今の仕事のままでは、ほとんど家族と時間を共有することができず思い出も少ない……そんな悩みを持っている人は夫婦起業で解決されます。

もちろん1人と夫婦、どちらで起業する場合であっても会社員よりは時間の融通はききます。
晩御飯は必ず家族ととる、休日はなるべく家族と過ごす、学校行事の日は休むというような働き方をすることも可能です。

さらに、夫婦で働くとプライベートの時間を家族一緒に過ごしやすくなるだけでなく、仕事の時間も一緒に過ごせます。
たとえば、仕事場に子供用のスペースを作り、子供の様子を見ながら仕事を進めている方もいます。

メリット②家事育児の分担がしやすい

夫婦で起業すると、家事育児の負担を片方に偏りすぎることなく分担しやすくなります。

なぜならお互いがどれくらいの仕事を持っているか、どれだけの家事育児をやっているかを理解できて、夫婦間での調整がしやすくなるからです。
また、子供の体調不良や学校行事があるときも、家族内であればあまり気を遣わずに予定を調整して対応しやすくなるでしょう。

一方、夫婦別々の会社で働いていたり、片方は会社員もう片方は家事育児という分担をしていると、お互いの負担が目に見えにくいので、相手に無理を言ってしまう可能性があります。
会社内でも、他の人には自分の子供は関係ないのに迷惑をかけにくいと思って遠慮してしまったり、理解が得られにくく普段の仕事がやりづらくなることもあります。

メリット③絆が強くなる

夫婦で起業すると、1つの目標に向かい苦難を共にすることで、夫婦の絆が深まるというメリットもあります。
さらに、起業して間もないうちは大変なことが多いでしょうが、経営が軌道に乗ると達成感や仕事の楽しさも夫婦で共有できます。

プライベートと仕事、どちらでも掛け替えのないパートナーになるでしょう。

メリット④営業トークに使える

夫婦起業をすると、「夫婦2人で経営している」という営業トークで使える話題が1つ増えます。

夫婦で経営をしているケースは珍しいので、営業先に覚えてもらいやすくなるはず。
さらに、仕事だけの関係ではないプライベートな様子を少し見せることで、親しみやすさや信頼感を与えることもできます。

夫婦で起業する3つのデメリット

次に夫婦で起業するデメリットを紹介します。

デメリット①リスクを分散できない

夫婦で一緒に起業をするとリスクが集中してしまいます。
事業が上手くいかなければ収入が0になったり、初期投資した分を回収しないまま倒産してしまったりする可能性も。

起業のリスクを少なくするためには、実績・ノウハウがすでにあるフランチャイズに加盟したり、経営が軌道に乗るまでの猶予期間をなるべく長くするために資金を多めに準備したりする必要があります。

一方、片方が会社勤めをしていれば、もう片方が起業して上手くいかなかったとしても、会社から1人分の給料は安定して入ってきます。

デメリット②仕事とプライベートの境界があいまいに

夫婦で起業すると、仕事とプライベートの時間や場所の区切りがあいまいになりがちです。
プライベートの時間に仕事の話が多くなりすぎてしまうと、気が休まる時間が少なくなってしまいます。

プライベートの時間はしっかり休み、仕事の時間は集中して働きたい場合は、起業前にルールを決めておいた方がいいでしょう。

デメリット③関係性が悪くなることも

夫婦で起業すると、仕事がきっかけで関係性が悪くなってしまうケースもあります。

起業初期は考えること・やることが多く疲れがたまりやすいだけでなく、早く経営を軌道に乗せないといけないというプレッシャーで神経が張り詰めてしまいがち。
そんなとき、気心が知れた夫婦だからこそ、ついつい相手に不満をもらしたり当たったりして、ケンカになってしまうこともあります。

1人の時間を作ったり、仕事の揉め事はプライベートの時間に持ち込まないなど、起業前にルールを作って関係性が悪くならないように工夫をしてみましょう。

夫婦起業後に良好な家族関係を保つための注意点

夫婦起業をする際には、仕事上の関係を重視するあまり、家族としての関係性が悪くならないように以下の点に注意しましょう。

【夫婦起業の注意点】

  • 家族で過ごす日をつくる
  • 仕事や家事の役割分担を決める
  • 感謝の言葉を伝えるようにする
  • 上手くいかないときも感情的に相手を責めないようにする

夫婦で起業をすると、仕事とプライベートどちらも今までの生活とは大きく変化するので、どうしてもトラブルが多くなります。
起業前に家族内のルールをつくって、トラブルが起こりにくいように、そしてトラブルが起きてしまっても上手く解決できるように準備しておきましょう。

夫婦起業で経営が上手く4つのコツ

ここでは、夫婦起業をした際に経営を上手く軌道に乗せるためのコツを4つ紹介します。

コツ①経営方針について話し合いをする

夫婦起業をする前には経営方針について一緒に考えて、起業後も方針を確認しあうようにしましょう。

夫婦間で経営方針に違いがあるまま起業してしまうと、意見が対立することが増え、仕事上も家族としても関係性が悪くなってしまいます。
また、経営していてどうすればいいか迷ったときに、何を基準に判断していいか分からなくなってしまうことも。

起業前に方針を夫婦で共有しておけば、衝突が最小限に減らせ、迷ったときにも基準に合わせて判断していくことができます。

コツ②夫婦2人で勉強をする

夫婦起業をする前に、2人で業界知識や経営について勉強をするようにしましょう。
もちろん起業後にも勉強を続ける必要があります。

夫婦で経営をしているとつい相手が勉強して今後について考えてくれるだろうと思ってしまうかもしれませんが、2人で一緒に勉強をして話し合えばより良いアイデアが出て早く経営を軌道に乗せられるでしょう。

一方、夫婦どちらかでも勉強をして知識があれば上手くいったはずなのに、何となく感覚で経営してしまったために、事業が上手くいかなかったというケースもあります。

コツ③最終決定権は1人が持つ

夫婦で起業をするならば、2人で経営方針について話し合い、2人で勉強をしていくということをおすすめしました。
しかし、最終決定権だけはどちらか夫婦2人のうちどちらか1人だけが持つように決めておきましょう。

もちろん、最終決定をする前にはきちんと話し合うことは前提です。

ただ、どれだけ話し合っても、決着がつかないこともあります。
そんなとき、お互いの意見を尊重しすぎて経営判断が遅れ、取り返しがつかないことになってしまうケースも考えられます。

話し合いで決着がつかないときは、どちらかの判断で決定できるようにしておいた方が、スムーズに判断して改善を重ねていくことができます。

コツ④余裕をもった金額の資金を準備する

夫婦起業をする際には、十分に余裕がある金額の資金を準備しましょう。
夫婦どちらも他に収入がないのであれば、起業・開業資金や運用費用はもちろん、しばらくの生活費も計算に入れる必要があります。

なぜなら、起業後すぐには利益がでないどころか赤字が続く可能性もあるからです。
せっかく利益が出てきたのに、運用資金が尽きてしまい事業を畳まなければいけなくなるケースも。
可能であれば起業後半年~1年くらいは利益が出なくても生活できるようにしておくと安心できます。

夫婦起業におすすめの仕事5選

ここでは、夫婦が起業する際におすすめの仕事を紹介します。

おすすめの仕事①コンビニ

まず紹介する夫婦起業におすすめの仕事は、コンビニエンスストアの経営です。
夫婦どちらかが必ずシフトに入るようにすれば人件費を削減できます。
2人だけでシフトを組むのは難しい場合は、時短営業からスタートして、軌道に乗り始めたらスタッフを雇って24時間営業に切り替える方法もあります。

また、フランチャイズ本部がしっかりとマニュアルを整備しており、店舗の準備や商品の仕入れなどもサポートしてくれるので、コンビニ勤務や起業の経験がなくても成果を出しやすい仕事といえます。

ただし、店舗や商品の準備が必要なので起業・開業資金が多くかかる点はデメリットです。
さらに夫婦どちらかがシフトに入るようにすることで、すれ違いの生活を送って関係性が悪くなるというケースもあります。

おすすめの仕事②飲食店

次に紹介する夫婦起業におすすめの仕事は、飲食店の経営です。
店舗のスペースや形態を工夫すれば、夫婦2人だけで経営をすることも可能なので、人件費を抑えられます。

たとえば、飲食スペースがない弁当屋やパン屋であれば接客の手間を減らすことができます。
最近ではテイクアウトや宅配専門の飲食店も人気です。

ただし、店舗や食材を準備する必要があるため起業・開業資金は多くなりがち。
また、流行り廃りが激しい飲食物もあるので、何を販売するかの見極めが重要です。

おすすめの仕事③リペア

あまり聞きなれないかもしれませんが、夫婦起業をするのであればリペアもおすすめです。
リペアとは、傷ついたり古くなったりしたものを、補修・修理してキレイにすることをいいます。
たとえば、車の外装・内装や家具、バッグやブーツといった革製品などをリペアすることができます。

リペアは無店舗でも提供できる、初期費用・固定費が少なくすむ低リスクビジネスなので、夫婦で起業するとリスクを分散しにくいというデメリットをカバーできます。
車関係や住宅関係の業者からの需要が高いので、単発ではなく安定的に需要があるケースが多く、品質の高さに納得してもらえればリピート発注してもらえて新規営業が必要なくなることも。

ただし、リペアサービスを提供するにはリペア技術を身に付ける必要があります。
そのため、技術・ノウハウを提供してくれるフランチャイズに加盟するのがおすすめです。

以下では、実際にトータルリペアに加盟して2人で経営をしているご夫婦の体験談を紹介します。

Kさんご夫婦の事例:2人で力を合わせて月間100万円達成

旦那さんは営業、奥さんは携帯電話の販売員をしながら、いつかは夫婦2人で商売をしたいと考えていたKさんご夫婦。
それぞれの営業・販売経験を活かせるトータルリペアに加盟して独立することを決意しました。

「同じ目標を持ったり、成功したことや失敗したことを共有することができる」
という点が、夫婦で一緒に加盟してよかった点だそうです。
2人で力を合わせて楽しく働き、今では売上月間100万を達成されています。

おすすめの仕事④ハウスクリーニング

次に紹介する夫婦起業におすすめの仕事は、ハウスクリーニングです。

上で紹介したリペアと同じく、ハウスクリーニングのサービスは無店舗でも提供でき、起業時に購入する機材や洗剤などの在庫も最低限ですみます。
つまり、初期費用・固定費が少なくすむ低リスクビジネスなので、リスク分散しにくいという夫婦起業のデメリットをカバーできます。

また、夫婦起業だと信頼感を持たれやすいというメリットも活かすことができます。
自宅に入るということで信頼性を大切にされるお客様も多いため、夫婦で経営しているというポイントで選ばれやすくなるからです。

ただし、ハウスクリーニングには専門的な知識・技術が必要です。
それらを身に付けるためにフランチャイズに加盟することをおすすめします。

おすすめの仕事⑤農業

最後に紹介する夫婦起業におすすめの仕事は農業です。

農業は農家出身の人が実家を継いでいるイメージが強いかもしれませんが、実は後継者不足により、国や自治体などが新たに農業を始める人たちを支援しています。
利用する制度によっては、1人ではじめるより、夫婦ではじめたほうがより多くの補助金を得られます。

もちろん、農業で成果を出すには知識・経験が必要です。
知識・経験なしに農業をはじめる場合は、農業体験や研修制度に参加しましょう。

【まとめ】夫婦起業ではリスクを減らす工夫が大事

夫婦で起業をすると、家族の時間が増えたり理解が深まったり、営業トークで使えたりと色々なメリットがあります。
ただし夫婦起業には、リスクが分散できなかったり、関係性が悪くなったりする可能性があるデメリットも。

夫婦起業をするのであれば、メリット・デメリットを理解したうえで、デメリットを減らす工夫をしてみましょう!

この記事を書いた人

編集部 河田
編集部の河田です。書籍編集とウェブメディアの編集・執筆の経験を経て、現在は「独立成功のレシピ」のコンテンツ編集・執筆を担当させていただいています。現会社員かつ独立未経験者の目線で、自分が独立するなら知っておきたいと思う情報を発信していきます。よろしくお願いします。